K うん。ちょうどそういう時に、ああ、これは何かもう一回何かやりたいなと。
まぁ音楽はほら、一生何かやってりゃいいやっていうくらいにしか思ってなかったので。その頃は。
H うん。
K そんななんかあまりまじめにこう(熱中するということを手振りで表現)なるタイプではないので。
割と短気なわりには割と大らかというか。(笑)
H 短気?短気なの?
K 短気は短気ですね。
H あ、そう?
K だから絶対、大阪育ちやし。
H あはは。(笑)
K 物事の結論とか早い。「いらち」っていうんやけど、関西弁でね。
だから、ものすごく早く決まってるのねもう、結局。なんて言うの、行動より先に頭の中はすごい早い。
H うんうんうん。
K ただまぁ、すぐ手が出るかどうかというのはまた別の問題ですけど。
H うんうんうん。
K それは遅いんですけど。早いよぉ、だから。自分でそれは自覚があって、すごい短気で「いらち」であると。
H へぇ。意外だなそれは。そんなふうに見えない。
K でもパッと結論出た後に次の行動までにちょっと待つとか、それができるので。
H うんうんうん。
K 一見、割とそんなに短気に見えへんけど。
H うん、全然見えない。
K 要するに、何かしようとするじゃない。もう1秒くらいで決まっているわけ。
H あはは(笑)
K ゆっくりしてたら、「もう早く決めたらええのに」っていうのが心の中にあるけども、
それはニコニコ待てるわけなんですよ。ほんまにゆっくり考えてこうしようという気が長いんじゃなくて。
だから、俺はほとんどの時間は待っている。(笑)そういう場合は。
H 決まってて待ってんだ。
K そうそうそう、そういうのに近い。
H へぇ。
K っていう自覚。
H それは日経映像に行ったのもそんな感じ?
K そうそう。
H で、なんで映像やろうと思ったの?
K なんかねやっぱり、テレビおもんないし…
H 何かおもろいことやったろうみたいな?
K うーん、そうですね。何か音楽、テレビの音楽か、うぅん、寄席番組かお笑いか。
H そうなんだよね。テレビの音楽ってのは後で話聞くけどね、テレビの音楽やってるもんね。
でもその時から音楽もずっとやってたわけでしょ?京(都)大出て…
K だから、いわゆる軽音学部入ってて、そういうサークルというかクラブ活動やってて。
ま、ご存じのように京都はライブハウスがいっぱいあって活動の場もすごい、西部講堂っていうのが京大の中にもあって。
割と恵まれた環境、そのなんて言うかな、そんなにお金もかかれへんし。
H うん。
K 割と差別無く音楽活動ができる土壌が古くからあったから。そういうのはもちろんやってたけども。
ただ逆に言うと、その東京とかメジャーシーンとは全く直接の、よっぽどのことがないと、
ローザ(ROSA LUXEMBURG)みたいなのがないと直結しないから。
なんて言うんですかね、隔離されてはいた。
H ううん。
K 京都なら京都だけのものができるみたいな。
H ただやっぱり、独自の音楽文化みたいのがあったんだよね?京都のね。
K そうですね。うん。
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