林:だいたい公平がバンドやりだしたのっていつ頃なの?
KOHEY:あのねー。ちゃんとしたバンドってスライダーズが初めてなの。
林:あっそうなんだ。
KOHEY:それまで、わりとこう、家で一人でレコードに合わせて弾いたりとか。
どっちかっていうと暗めの。はまってた。(笑)
林:ほんとう。え〜じゃあ、キャロルの解散コンサートで映ってた、館ひろしさんにインタビューされてるじゃん?
KOHEY:はい。(笑)
林:あれ、持ってるんだけどさ俺(笑)
そのうち脅迫のネタにしようかと思ってるんだけどさ(笑)あれ、お宝映像だよね?
KOHEY:そうだね。あれは14才ぐらい。
林:だよね。あの時も実際、自分でもやってた?
KOHEY:もう、弾いてた。
林:だけど、一人で暗くやってた?(笑)
KOHEY:うん一人で。(笑)
ちょっと、同級生が誰々の家で練習をやるとか言ったら、ちょっとそばまで聞きに行ったりなんかして。やってんのかな?とかって。
林:実際、自分では参加しないの?
KOHEY:うん。したことあるんだけど、駄目だったんだ僕。
林:あー本当。
KOHEY:うん。
林:じゃあ、実際に本当に生の人とバンドで音合わせるっていうのはハリーとズズと。
KOHEY:まー学園祭とかでその学園祭の為にこの曲をやるために集まってなんかやろうとかってのはあったんですけど。
やっぱりちゃんとしたバンドっていうかねー。バンド組んでライブハウス出ようっていうのは、それはスライダーズが最初なんですよ。
林:へー。スライダーズは全然大丈夫だったんだね、それがもうビッタシきちゃったっていうかね。
KOHEY:うーん
林:十何年も続いたっていうのはね。
KOHEY:そうだね。始まってからはバンドがねスライダーズが始まってからは、ハリーとかジェームスがひっぱっていってくれたからね。それまで僕、友達、仲間とバンド組んだりしても全然超わがままで(笑)全員首にしちゃったりして。一人になっちゃったりしてね。(笑)
そういう子だったんですよ。バンドは駄目だと思ってたんですよ。
林:それはなに、首にしたっていうのはレベルが違いすぎたの?
KOHEY:そうそう。
林:そんな中でズズは幼なじみでしょ?
KOHEY:うん。そうです。
林:ズズとはやらなかったの?スライダーズの前に
KOHEY:やったけど、まーやっぱり
林:首にしちゃったの?(笑)
KOHEY:首っていうか、やっぱり、自分で飛び出したり、つまんなくなっちゃったり。
林:あー。
KOHEY:だから、中学生の時に一回、高校生の時に一回、大学の時に一回づつ。やっぱりバンドがやってみたくてみんなやってて、面白そうだったから。一回づつトライして。三年に一回ぐらいづつ。(笑)
林:あー本当。
KOHEY:それがことごとく駄目で。
林:全然もう短い期間?それって
KOHEY:そうだね。一回やって、次のリハーサルの時とかまでに良くなってないと嫌になっちゃうんですよね。だから、帰るとか言って帰っちゃったりしてね。
林:へー本当。
KOHEY:うん。
林:今、その仲間でこの業界にいる人はいないの?
KOHEY:うーん。いないね。
林:やっぱりレベルが違いすぎたんだね。
KOHEY:そんな、おこがましいんだけど、そんな事言うのも。(笑)
だけど、やっぱりこう、本気度みたいな部分が。僕、中学生の頃の作文とかにもギターリストになりたいって書いてたぐらいで、友達と集まって楽しくやるっていうのが駄目だったんですよ。
林:へー。
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