H で、それ以来ちょっと御無沙汰してるよね、CHABOさんとね。
K うんうんうん。
H あの是非また、俺、CHABOさんとKYONのステージを見てみたいなぁと思って。
K 去年の(忌野)清志郎さんの時にね、久々にやったりして。
H あの時のKYONのコメントは素晴らしかったねぇ。CHABOさんの一言に尽きる。
K 1回だけね、あるんですよ、でも共演は。ポンタさんがソロ出したでしょ。2年くらい前に。
H うんうん。
K あの時にやってたんですよ。
H ああ、そうなんだ。
K それはスタジオだけやったんやけど。ポンタさんとCHABOさんと俺と。ボーカルが清志郎さんで。と、ジョニー(吉長)さんで。
H へぇ。それで清志郎さんのその30周年時に、俺ねぇ、スローバラードのあのKYONのピアノソロちょっとしびれたけどね。
K ふーん。
H あんなにねぇ、はまるとは思わなかった。
K あぁ、あの時ねぇ、ちょうどゴスペラーズだったんですよね。
H そうそうそう。
K なんで、ロックバンドとちょっと違うじゃないですか。始めから気分が。
H でも、すごいよかったよ。
K まぁ、一応素直にゴスペルの気分で。(笑)
H あれはすごいしびれたよ。
清志郎さんとの、グラッド・オール・オーヴァー(GLAD ALL OVER)やったもんね。
K そうですね。
H 今はもう清志郎さんとはやってないの?
K 全然、あれだけですね。
H ああ、本当。
それで、CHABOさんとの時もKYONと関わったりしてて。佐野さんとね、俺やっぱ、すっごい意外だったの。
Bo Gumbosともちろん佐野さんは同時代、まぁBo Gumbosの方がちょっと後に来てるけど。
エピックの黄金時代をね築いてきたと思ってるんだけどさ。
聴きようによってって言うか、見ようによっては、端から見てると全然ジャンルが違うじゃない、Bo Gumbosと佐野さんとさ。
K ああ、違いますね。
H それがね同じステージに立つっていうのはさ、すごい意外だったんだけど。
KYONはさ、Bo Gumbosとかやってる時に、佐野さんとか見てどう思ってたの?
K あのね、佐野元春80年デビューでしょう。
ちょうど京都にいてて、ちょっと、まぁ、ロック、ブルースぽいのやってて。
結構ね、友だちとかみんな好きで聴いてて。何人か。ビックリしましたよ、それは。
H うん。
K で、僕自身はその時は、あんまり好きじゃなくって。(笑)
何やこれとは思ってたけど、なんか違うものが出てきたと思ったけど。
正直そんな好きじゃなかったし、(笑)その流れでいくとね。
H ははは。(笑)
K まぁ、それは反応したんでしょうけど。
H うんうん。
K まぁただ、よくあるじゃないですか、よく。YMOだってそうだし。
最初聴いた時、「えーっ」って。すごいって思った反面、絶対人前では好きって言わんとこうって。
H ははは。(笑)
K そういうのあるじゃない。どっちかって言うと、そっちの引きだしに入る。
H うん。
K (高橋)幸宏さんもそうやし、そういう人たちとものすごい縁があるんですけどね、後々ね。
で、ものすごい好きになっていくねんけども、佐野さんも最初そんな感じで。
で、関西やったしね。
あと、何かダウン・タウン・ブギウギ・バンドが出る番組見てると最後の方に出てきて、やったりとかしてて。
ローリング'80sか、何かそういう番組…
H ファイティング'80s。
K ああ、ファイティング'80sか。
H そう、TVKの。
K あれが見れたんでね。それでさらに何か訳わからん感じになって。
H ははは。(笑)
K いないですもん、ああいうタイプ。
H 本当にいないもんね。(笑)
K 僕らくらいまでの世代の関西人は基本的に、例えば、はっぴいえんどなんてロックでも音楽でもないわけ。
聴いてるだけで恥みたいな。(笑)
H ははは。(笑)
K くらいそんなんで、最初から線引いて。最初から、何て言うの先入観持って聴いてたから。
だから、そういう流れにある人なんで、もう全員歯牙にもかけない。それがいきがりやったし、こっちの。
H うんうん。


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