H KYON的にさぁ、いつも思うんだけど、KYONはいろんなことできるし、いろんなアーティストと関わってるけど、音楽的なルーツって基本的に何なの?
K うーん、たぶんね順番で言うと最初に、幼稚園か小学校くらいの時期に、ピアノとか習いに行くんですよ。
その時期に、三つあって、一つは家でおかんとかがすごい洋楽が好きで
当時の洋楽ですからビンクロスビー(Bing Crosby)、シナトラ(Frank Sinatra)とかも、ファッツ(Fats Domino) 、プレスリー(Elvis Presley)も当時流行ってたわけじゃないですか。
トップテンを争って。それが全然一緒に入ってくる、均衡に。
それが好きで、口ずさんでたり、レコードがあったり、それの影響がまず一つ。
H 洋楽ね。
K そう、母親が好きやったってこと。家のもんが誰も好きやなかったら影響もそんな。
それともう一つはその、ヤマハ音楽教室に通いだしたので、まぁ、クラシックの初歩的な部分を。
ただちょうど、大阪に住んどったので、大阪国際フェスティバルというクラシックのイベントが毎年あって、
それを毎年見に行ってた。
H へぇ。
K なんでその、クラシックもかなりその時期に聴いたり見たり。実際見たのがすごい大きいと思うんですけどね、生で。
H ううん。
K というのと、ちょうど、ストーンズ(The Rolling Stones)、ビートルズ(The Beatles)、グループサウンズが流行ってたので。
ジャガーズとか、タイガースもそうやけど。どっちかって言うとブルーコメッツとか。
からストーンズに至るまでポップスなものとして好き。
だから、その三つが大体同時期くらいに、小学校くらいに。
さすが大阪な感じで、ごちゃごちゃにあったので。(笑)
H うんうん。
K だからそれですね。その前にもっとルーツというものはちょっとないような気はする。ほぼ同時期に、そのころに自覚したのは。
H じゃ、邦楽っていうかさ、KYONって今いくつだっけ?
K 44(歳)
H 44。俺は今45だから、ほとんど同世代。
で、俺は子どもの頃って加山雄三とかさ、そっから入ったんだけどさ。ベンチャーズ(The Ventures)とかね。
K うんうんうん。
H で、日本の音楽っていうのは何も聴かなかったの?
K いや、加山雄三のシングルとか持ってましたよ。もちろん。
H やっぱり。(笑)
K 「霧雨の舗道」とか。(笑)
H ははは。(笑)
でもどっちかっつうと洋楽…
K うん、そうですね。
H なんだね。やっぱり家庭環境とかもあってね。
K うん。で、どっちかっていうと加山雄三より、荒木一郎のほうが好きでしたね。
H あ、いいねぇ。もう今頃いいのよ、俺。荒木一郎買っちゃったのよ。新しいよね、今聴いても。
K うん、素晴らしい。
H ねぇ。かっこいいよねぇ。「いとしのマックス」とか。
K そうそう。子ども心に、あの何て言うんだろう、男の色気みたいな。
H うんうんうん。
K あれがね。
H ねぇ。どうでもいいけど荒木一郎、俺と同じ誕生日なんだよ。(笑)1月8日。
K そうなの?そうか、(19)57年?
H 俺57年、57年の1月8日。
K そうそう、だから学年がちょっとあれなんですよ。僕は12月23日だから年(1957年)は一緒なんですよ。
H ああ、そうかそうか。そうなんだよね。
K やぎ座は一緒や。
H そうだね。じゃぁ、ストーンズとビートルズとかいろいろ聴いて、それでブルースはそのころはもう聴いてて…
K そうですね。特にはね意識は、もう。だから、ストーンズ聴いてりゃ色んな音楽聴いてたようなもんやから。
だんだんですね、それは。ロック全盛時代やったから。ロック聴いてりゃかっこよかったからね。良い意味でね。
H うん、そうだね。


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