KOHEY:もしかしたら、10年前だったら、30年離れた人達と一緒に音楽できなかったんじゃないかと
同じビートに乗れなかったんじゃないかなという気がするんですけど。
今はやっぱり、日本のポップスの中にブラックのビートっていうのが本当に浸透してきてるし、一緒のビートで一緒の物ができる事の面白さってなんかあるんですよ。
ケイコっていう女の子はまだ、大学生、前ライブやった時は大学生だったんですよ
プリプロでも建さんが赤いスペクタベースで老眼鏡かけてピーファンクのリフやってる訳ですよ。それで、そういう全然ピーファンクもダンスクラシックだから知らないっていうような世代の子が乗っかって唄うっていうのは、同じラブでも、一つ、ものすごく、おっきな聞こえ方になるんじゃないかなっていうのがあって。
今まではスライダーズでも99 1/2でも、自分たちのラブがあったら同じ年代に対して共感させる物っていうのかな、同じ位置から同じ位置に打ち出すものっていうような感覚があったんだけど、今は世代を越えて一つの大きなテーマに変える事ができるんじゃないかなって。
自分達が40過ぎた、この年代になってくると、回りの同年代の奴はCDもあんまり買いにいかないと思うんですよ。一回離れちゃうっていうかね、30ぐらいから生活する状況が学生の頃とは違うじゃないですか。
プレッシャーもかかるしね、忙しくなるし。まー、お父さんと子供が一緒に
林:そういうことだよね。
KOHEY:ライブに来たりできるようになった。そういう。
林:やってて、全然違和感はないの?
KOHEY:ない!ないない。
林:へー、それすごいよね。
KOHEY:すごい
林:でも、音楽の上では違和感はないけど、普段リハーサルとかで話しをしてると、すんごい違和感あるでしょ?
KOHEY:うん。でも、それはもう10年ぐらいでありますよ。僕とチャボさんぐらいでも。(笑)
林:そうだよね。
KOHEY:あーそっかーチャボさんは月光仮面かーみたいなね。(笑)
林:だよね。
KOHEY:チャボさん紙芝居ですよねみたいな。(笑)ちょっと寂しくなりました。でも、音楽始まっちゃえば。僕の大好きなチャボさんの言葉の中に「エレキがあれば年の差なんて」っていうのがありますが
林:それが実際アポロでもそうなんだね。
KOHEYうん。同じのりでね、一緒にやれるようになったんですよ。今。それを伝えられないものかなーっていう。ちょっとかっこいい形でね。
林:後さ、甲斐さんとかと一緒にやってるじゃない?あれはもう完全にバンマスではなくギターリストとして行ってる訳でしょ?
KOHEY:そうですね。
林:どっちが楽しいの?
KOHEY:どっちも楽しいんですよ。
バンマスやってる時は暴れられないですね。やっぱりね。
林:だよね。チャボさんにも思う事なんだけど、麗蘭とかチャボソロとかボーカルやりつつやるでしょ?その時のチャボさんとRCでギター弾いてる時のチャボさんと全然ちがうじゃない?RCの時はギターリスト仲井戸麗市と思うんだけど麗蘭とかチャボバンドとかでいる時はギターリストって思えないんだ。で、俺はどっちが好きかっていうと、両方好きなんだけどチャボバンドとか麗蘭を見ている時に、あーチャボさんのギターが聞きたいなっと思う時はやっぱRCの時のギターリストだったらさ、清志郎さんの横で弾いているギターってのがフッてくる訳よ。で、公平の時もそうなんだけど、なんか甲斐さんの横で弾いてる公平が本当にギターリストの土屋公平だなって思う。スライダーズの時の土屋公平はギターリストじゃなくてメンバーの中の蘭丸なんだよね。


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